絵の具の黒の作り方完全版!3色で濁らない黄金比率と裏技

話題沸騰中の 絵の具の黒の作り方完全版!3色で濁らない黄金比率と裏技について、詳しいまとめをご紹介しています。

3色混色よりもさらに素早く、濁りのない澄んだ漆黒を作りたい場合にプロが愛用するのが青と茶色の混色です。3色を混ぜるプロセスはどうしても顔料の種類が増えるため、絵の具の透明度が失われてドロドロとした濁りが発生しやすくなります。これに対して2色の混色であれば、彩度を落としながらも透明感と深みを両立させた濁らない黒の作り方が可能になります。

油彩画や透明水彩の分野で「最強の混色黒」として広く知られている組み合わせが、ウルトラマリンとバーントアンバーのペアです。赤みを含んだ鮮やかな青(ウルトラマリン)と、赤みの強い暗い茶色(バーントアンバー)を「約1:1」の比率で混色すると、市販のチューブ黒では出せない深遠な漆黒が生まれます。

また、色相環で正反対に位置する補色の組み合わせを活用する方法も極めて有効です。お互いの鮮やかさを打ち消し合う性質を利用することで、以下のような組み合わせで表情豊かな黒系カラーを作ることができます。

  • ビリジアン(深緑)+クリムゾンレーキ(深赤):わずかに温かみと重厚感を持つクラシックな黒。
  • コバルトブルー(青)+バーントシェンナ(赤茶):水彩画の影付けに最適な、自然光に馴染むニュートラルな黒。
  • パープル(紫)+オリーブグリーン(黄緑):ベルベットのような独特の質感を持つ個性的な黒。

これらの混色によって生まれる色合いは、単一顔料の黒と区別して有彩色で作るリッチブラックと呼ばれます。光の波長を完全に遮断する無機質な黒ではなく、かすかに色味を帯びた生きた黒を作り出せる点が最大のメリットです。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest