唇の水泡はヘルペスじゃない?痛くないできものの正体と対処法を徹底解説

唇の水泡はヘルペスじゃない?痛くないできものの正体と対処法を徹底解説について知っておくべき ポイントを分かりやすく解説いたします。

水泡と一言で言っても、色味や硬さ、発生部位によって想定される病態は異なります。自己判断による見落としを防ぐため、以下の代表的な病変の特徴を押さえておくことが重要です。

まず、唇の赤唇縁や裏側に1mm程度の細かな白〜淡黄色の粒が密集して見えるものは、唇のフォアダイスと呼ばれる状態です。これは病気や感染症ではなく、本来は皮膚に存在する皮脂腺が唇の粘膜に迷入した「異所性皮脂腺」という生理現象であり、痛みやかゆみもなく治療の必要はありません。

痛みを伴う代表格であるアフタ性口内炎の症状は、中央が白〜黄白色の膜で覆われ、周囲が赤く縁取られた円形の潰瘍を形成します。水泡というよりは「えぐれたような傷」になり、飲食時に強い接触痛を伴います。

一方、注意を要するのが唇のしこりや腫瘍の判別です。触れたときに弾力のある硬いしこり(結節)を触知する場合や、表面がカリフラワー状に隆起している場合は、乳頭腫などの良性腫瘍、線維腫、あるいは稀に扁平上皮癌(口腔癌)などの初期病変である可能性も否定できません。痛みがなくとも「徐々にサイズが拡大している」「硬さが増している」「2週間以上消失しない」場合は、速やかな組織診が推奨されます。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest