不器用でも失敗ゼロ!手縫いで裾上げが簡単にできるプロの技

不器用でも失敗ゼロ!手縫いで裾上げが簡単にできるプロの技の全貌を詳しく解説してご紹介します。

裾上げを綺麗に仕上げるための成否は、針を持つ前の「道具選び」と「アイロンプレス」で8割が決まります。どれほど丁寧に縫い進めても、不適切な糸を使ったり折り目が歪んでいたりすれば、着用時に不自然な引きつれが発生してしまいます。

まず把握しておきたいのが、裾上げ手縫いにおける糸の選び方です。基本は「手縫い糸(ポリエステル製)」の細口または普通地用(50番〜60番)を選択します。ミシン糸を手縫いに流用すると、撚り(より)の方向が異なるため縫っている最中に絡まりやすく、作業効率が大幅に低下します。糸の色は、生地と同色系か、わずかに「生地よりワントーン暗い色」を選ぶと、万が一表に出ても影と同化して目立ちません。

縫い糸は必ず「1本取り」で使用します。強度を求めようと2本取りで縫うと、結び目や糸の厚みが表にひびき、波打ちの原因になります。手縫い糸のポリエステル長繊維は1本でも十分な引張強度を備えているため、1本取りで軽やかに仕上げるのが鉄則です。

裁縫に入る前の下準備手順は以下の通りです。

① 正確なフィッティングとピン留め:靴を履いた状態(または着用時の想定靴)で鏡の前に立ち、裾の長さを決めます。スラックスなら靴の甲にわずかに触れる「ハーフクッション」または「ノークッション」が現代的な基準です。
② 裾の折り返し幅の決定:一般的なスラックスやスカートの折り返し幅は3.5cm〜4.0cmが黄金比です。短すぎると重みが足りず裾が落ち着かず、長すぎるともたつきの原因になります。
③ アイロンによる完全な折り目付け:定規で測りながらチャコペンで印をつけ、まち針で固定した上で、スチームアイロンを使ってしっかりと折り目をプレスします。この折り目がガイドラインとなり、縫製のブレを完全に防ぎます。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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