みかんの剥き方はヘタからNg?プロ絶賛「有田剥き」と筋の真実

みかんの剥き方はヘタからNg?プロ絶賛「有田剥き」と筋の真実についての疑問解決ガイドを徹底解説します。

みかんを食べる際、果肉の周りに付着している白い網目状の筋を、爪楊枝や指先で徹底的にむしり取っていませんか。この白い組織は植物学上で「アルベド(中果皮)」、外側のオレンジ色の皮は「フラベド(外果皮)」と呼ばれます。

まず、「食感を滑らかにしたい」「舌触りの悪さが苦手」という読者のために、みかん 白い筋 綺麗に取る方法の科学的なアプローチを整理します。 もっとも手軽な裏技は、有田剥きを行ったあと、ヘタ側から房の先端に向けて優しくなでるように引く手法です。アルベドはヘタの維管束から放射状に伸びているため、上から下へ向かって撫でると、毛並みを整えるように房の薄皮を破ることなくスルリと外れます。さらに徹底したい場合、50度前後のぬるま湯に2分ほど浸してから剥くと、ペクチン分解酵素の働きで皮とアルベドが綺麗に浮き上がります。

しかし、近年の栄養機能化学において注目されているのは、まさにこのみかんの白い筋を取らない理由です。農林水産省や柑橘研究機関が公開している機能性成分データによると、アルベドには果肉部分の数十倍に及ぶ健康成分が凝縮されています。

特筆すべきは、ビタミンPとも呼ばれるポリフェノール化合物「ヘスペリジン」の存在です。ヘスペリジンには毛細血管の柔軟性を維持し、血流改善や冷え性の緩和、血圧上昇の抑制に寄与する働きが確認されています。さらに、整腸作用を促す水溶性・不溶性の食物繊維(ペクチン)も極めて豊富です。白い筋を几帳面に取り除く行為は、みかんが持つ最大の機能性成分を自らゴミ箱へ捨てているに等しいといえます。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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