忌野清志郎の真相と死因|語り継がれる伝説と今も愛される決定的理由
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清志郎を語る上で欠かせないのが、数々の破天荒な伝説です。しかし、それらは単なる売名行為や無軌道な暴走ではなく、表現の自由と社会的公正に対する徹底したプロテストでした。その象徴が、覆面バンドTHE TIMERS(ザ・タイマーズ)を巡る騒動です。
THE TIMERSの真相は、清志郎によく似た「ゼリー」という人物が率いる、ヘルメットに土木作業員風のニッカポッカ、手ぬぐいで顔を隠した4人組のアコースティック・ロックバンドでした。1989年10月13日、フジテレビ系列の生放送音楽番組『夜のヒットスタジオR&N』に出演した際、テレビ史に残る大事件が起きます。
リハーサルとは全く異なる楽曲を突如演奏し始めたタイマーズは、某FM局が自分たちの曲を放送禁止にしたことに対し、放送禁止用語を交えた生々しい言葉で放送局を痛烈に批判するゲリラソングを全国生放送で絶叫しました。現場スタッフが凍りつき、番組進行が混乱に陥る中、メンバーは平然とステージを去っていきます。
こうした忌野清志郎の伝説エピソードは枚挙にいとまがありません。1988年、RCサクセションのアルバム『COVERS』が反原発ソングを含んでいたことから大手レコード会社から発売中止に追い込まれた際も、即座に他社へ移籍してリリースを強行し、オリコンチャート1位を獲得して見せました。権力や巨大資本の顔色を窺うことなく、自らの信じる言葉を命がけで歌う姿勢は、日本のエンターテインメント界において極めて稀有なものでした。