メンズ浴衣の着方決定版!だらしなく見えない帯結びと着崩れ防止策
メンズ浴衣の着方決定版!だらしなく見えない帯結びと着崩れ防止策の注目ポイントを分かりやすくまとめてご紹介します。
和装に不慣れな初心者が最も恐れるのが、衿合わせの「右前・左前」の取り違えです。結論から言えば、「自分から見て右側の身頃を先に胸へ当て、その上から左側の身頃を重ねる」のが正解となります。外見上は、相手から見たときに衿元がアルファベットの「y」の小文字に見える状態、あるいは「自分の右手ですんなりと胸元に手が入る状態」と覚えると間違いがありません。
なぜ左右を間違えてはならないのかといえば、和装において左側の身頃を内側にする「左前」は、亡くなった方の死装束を着付ける際の「経帷子(きょうかたびら)」の作法とされているためです。神事やお祝い事の場で左前に着てしまうと、周囲に強い違和感を与えるだけでなく、マナー面で非常に恥ずかしい思いをすることになります。
メンズ浴衣で初心者が失敗しない理由は、構造が洋服よりも直線的で明確だからに他なりません。女性のように身丈の余りを腰で折り返す工程がなく、背中心(背中の縫い目)を背骨の真ん中にきっちり合わせ、左右均等に衿を引いてから「右→左」の順で重ねるだけで、土台となる上半身のラインはほぼ9割が完成します。最初に鏡の前で背中心がずれていないかを確認することが、全ての狂いを防ぐ防波堤となります。