もろこしとは何か?トウモロコシと違う秋田銘菓の真相に驚愕
もろこしとは何か?トウモロコシと違う秋田銘菓の真相に驚愕の疑問点について、分かりやすい解説を詳しくお届けします。
「もろこし」という言葉には、日本国内で主に3つの意味が存在します。この多義性が、多くの消費者に「もろこし=トウモロコシの加工品」という誤解を生む最大の原因となっています。
まず1つ目は、秋田県の郷土銘菓である「諸越」です。後述する通り、炒った小豆の粉を型に入れて固めた和菓子であり、トウモロコシの要素は一切含まれていません。
2つ目は、イネ科の穀物である「モロコシ(ソルガム/高粱/タカキビ)」です。アフリカ原産の古代穀物で、世界五大穀物の一つに数えられ、日本でも雑穀米や家畜飼料、グルテンフリー食材として広く活用されています。
3つ目が、日常会話で使われる「トウモロコシ(玉蜀黍)」の略称・別称です。トウモロコシは16世紀にポルトガル人によって日本へ伝来した際、当時すでに知られていた穀物の「モロコシ」に似ていたことから「唐(外国)から来たモロコシ=トウモロコシ」と名付けられた経緯があります。
秋田銘菓の「諸越」という漢字表記と語源には、江戸時代の歴史が色濃く残っています。久保田藩(秋田藩)第4代藩主の佐竹義格公に献上された際、そのあまりの風味の良さに「諸々の菓子を越えて風味良し」と絶賛され、藩主自らが「諸越」の銘を授けたという伝承が有名です。また一説には、かつて中国(唐土)から伝わった製法にちなんで「唐土粉(もろこしこ)」が使われていたことに由来するとも伝えられています。