面舵と取舵はどっちが右?語源と一瞬で忘れない覚え方を徹底解説
面舵と取舵はどっちが右?語源と一瞬で忘れない覚え方を徹底解説についての最新情報をご紹介します。
船舶操縦における基本中の基本となる左右の定義は極めて明確です。結論から述べると、面舵(おもかじ)が「右」であり、取舵(とりかじ)が「左」を意味します。取舵の読み方は「とりかじ」であり、「とりかじ」の反対語が「おもかじ」に該当します。
船の操舵室(ブリッジ)において船長や当直士官(OOW)から操舵手(ヘルムスマン)に対して出される操舵コマンドにおいて、針路を右に変えたいときは「面舵」、左に変えたいときは「取舵」と下令されます。混同しやすいポイントですが、世界中の海事ルールにおいてこの定義が逆転することはありません。
注意すべきは、自動車のハンドル操作との感覚的な違いです。自動車は前輪が向きを変えて車体を牽引しますが、船舶は船尾にある舵(ラダー)を動かし、水流の反作用によって船尾を外側へ振ることで船首を目的の方向へ向けます。つまり、面舵を命じられて舵を右へ切ると、船尾が左に振れながら船首が右方向へ回頭します。この船体運動の力学を正しく把握しておくことが、操船理解の第一歩となります。