タコスとトルティーヤの違いとは?生地と料理の決定差&本場流を徹底解説

タコスとトルティーヤの違いとは?生地と料理の決定差&本場流を徹底解説とは一体何なのか? 専門的な分析を整理してお届けします。

タコスの起源は、古代マヤ・アステカ文明の時代に先住民族がトウモロコシの薄焼きパンに魚や豆を包んで食べていた習慣にまで遡ります。「タコス(Taco)」という言葉の語源には諸説ありますが、先住民族のナワトル語で「半分に折る」「真ん中」を意味する「tlahco」が変化したもの、あるいは銀鉱山の労働者が使っていた火薬を包む紙包み(taco)に形状が似ていたからなど、現地の暮らしに深く根ざした歴史を持っています。

日本で「タコス」と聞いた際、U字型に揚げられたパリパリのクリスピーな皮を思い浮かべる方も多いはずです。しかし、このハードシェル(揚げたタコシェル)はメキシコ本来の姿ではなく、アメリカで生まれたスタイルです。

本場メキシコのタコス(ソフトシェル)
焼きたてで湯気が立つ手のひらサイズの柔らかいコーントルティーヤを使用します。具材の水分や油分で破れないよう、生地を2枚重ね(ダブル)にして提供されるのが現地の屋台における定番の作法です。

アメリカ流タコス(ハードシェル / Tex-Mex)
1950年代にアメリカのファストフードチェーンなどが大量生産・長期保存を可能にするため、コーントルティーヤをU字型に成形して油で揚げた「タコシェル」を開発しました。挽肉にスパイスを効かせたタコミートや刻んだチェダーチーズ、レタスを挟む「Tex-Mex(テキサス風メキシコ料理)」として世界中に広まりました。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest