「クリスマスキャロルの頃には」二人の切ない結末の真相と稲垣潤一の現在

「クリスマスキャロルの頃には」二人の切ない結末の真相と稲垣潤一の現在を徹底追究! 読者が気になる トピックの裏側を分かりやすく展開します。

本作にまつわる有名な誤解の一つに、「クリスマス当日の別れを描いた歌である」というものがあります。前述の通り、歌詞の時系列はあくまで「秋の終わりからクリスマスを迎える直前まで」であり、クリスマス当日の情景は一切具体的には描写されていません。キャロルが街に流れるその日を「タイムリミット」として見据えているからこそ、日常のふとした瞬間に去来する寂しさが際立っているのです。

また、作曲が稲垣潤一本人であると誤認されているケースも散見されますが、前述の通り作曲はシンガーソングライターとしても知られる三井誠です。三井誠のメロディメーカーとしての職人技と、秋元康の鋭利な心理描写、そして稲垣潤一の無二のボーカルという「三権分立」の完璧なケミストリーがあったからこそ、特定の誰かの私小説にとどまらない、万人にとっての普遍的なアンセムへと昇華されました。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest