東芝はどこに買収されたのか?Jip連合の正体と上場廃止の全真相
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東芝が経験した一連の売却劇と最終的な非公開化TOBの全体像を把握するため、主要な事業譲渡先、金額規模、および取引スキームを以下の比較表にまとめました。
事業・会社名詳細・数値データ買収先・出資主体編集部の見解・評価東芝本体(非公開化TOB)買収総額:約2兆円
成立日:2023年9月
(同年12月に上場廃止)日本産業パートナーズ(JIP)連合
(ローム、オリックス、中部電力など国内約20社)物言う株主を排除し、経営権を日本資本へ集約。約1.2兆円の借入金返済が再建の重荷となる諸刃の剣。白物家電事業
(東芝ライフスタイル)売却額:約537億円
譲渡比率:株式の80.1%
実施時期:2016年6月美的集団(マイディア)
(中国の家電メガサプライヤー)ブランド名を維持したまま海外資本へ移管。一般消費者に「東芝=中国買収」の印象を植え付けた最大の要因。テレビ・映像事業
(東芝映像ソリューション)売却額:約129億円
譲渡比率:株式の95%
実施時期:2018年2月海信集団(ハイセンス)
(中国の国営系電機グループ)現「TVS REGZA」。ハイセンスのコスト競争力と東芝の映像エンジン技術が噛み合い、皮肉にも高収益化に成功。半導体メモリ事業
(現キオクシア)売却額:約2兆円
持株比率:完全売却後、持分法適用(約40%)へ再出資
実施時期:2018年6月ベインキャピタル主導の「日米韓連合」
(SKハイニックス、HOYA等)債務超過を回避するための最大の資金源。東芝の最大の稼ぎ頭を失ったことで、中長期の成長力低下を招いた。PC事業
(dynabook)売却額:約40億円
譲渡比率:100%(段階売却)
実施時期:2018年〜2020年シャープ(鴻海精密工業グループ)世界初ノートPCを生んだ名門ブランドからの完全撤退。採算悪化事業の整理として冷徹に執行された。