超特急がMステに出られない理由とは?忖度の真相と初出演への最新動向
超特急がMステに出られない理由とは?忖度の真相と初出演への最新動向についての最新情報をお届けします。
ネット上では長年、「事務所間の圧力によって超特急が干されている」といった噂が絶えませんでした。しかし、このボーイズグループ音楽番組における忖度の真相は、単一の陰謀論ではなく、業界全体のシステム疲労に起因するものでした。転換点となったのは2019年、公正取引委員会による旧ジャニーズ事務所への注意喚起です。テレビ局等に対して競合タレントの出演を妨げるような働きかけがあれば独占禁止法違反につながるおそれがあるとして公にメスが入り、業界の空気は徐々に変わり始めました。
さらに2023年の一連の性加害問題と事務所解体、STARTO ENTERTAINMENTへの移行によって、音楽業界における圧力の撤廃と正常化が一気に加速しました。これにより、日本テレビ『THE MUSIC DAY』やTBS『CDTV ライブ! ライブ!』、NHK『Venue101』などでは、BMSG(BE:FIRST等)やLAPONE(JO1、INI等)をはじめとする多様なボーイズグループの出演が当たり前の光景となりました。
しかし、なぜ他局でタブーが崩壊するなかでも『ミュージックステーション』における超特急の初出演は即座に実現しなかったのか。そこには「忖度の名残」だけでなく、テレビ朝日の制作体制特有の選定アルゴリズムが存在します。Mステは1回の放送枠(約1時間)に対して出演アーティストが通常5〜7組前後と極めて少なく、そのうちボーイズグループ枠は実質1〜2枠に制限されています。事務所忖度が薄れた後も、今度はストリーミングの爆発的ヒット(Billboard JAPAN Hot 100の上位常連)や、大手レコード会社(ユニバーサルやソニー等)とのグローバル戦略タイアップが優先される新たな選考の壁が立ちはだかったのです。