街の揚げ物屋さんに行列が絶えない3つの真相を徹底解説

街の揚げ物屋さんに行列が絶えない3つの真相を徹底解説の注目ポイントを詳しく解説してご紹介します。

今、全国の主要商店街や住宅街の駅前で、揚げ物屋さんの前にできる行列が目立っています。総務省の家計調査や日本惣菜協会の市場動向レポートを照らし合わせると、この現象は単なる一過性の流行ではなく、現代日本の生活様式が根本からシフトした結果であることが分かります。現場取材から見えてきた決定的な理由は主に3点あります。 1つ目は、家庭内における「油調理の完全な外部化」です。2024年から2026年にかけて続いた業務用・家庭用食用油の相次ぐ価格改定、さらにはガス・電気代の上昇により、家庭で少量の揚げ物を作る経済的メリットは大幅に失われました。加えて「油跳ねによる掃除の手間」「廃油処理の面倒さ」を忌避するタイパ(タイムパフォーマンス)志向が共働き世帯を中心に定着し、揚げ物は自宅で作るものではなく、プロから買うものという共通認識が定着しました。 2つ目は、「店内調理(できたて)の圧倒的な体験価値」です。コンビニやスーパーの惣菜コーナーにも揚げ物は並んでいますが、専門店の強みは注文を受けてから揚げる、あるいは回転が早く常にフライヤーから上がったばかりの熱々が手に入る点にあります。この「数分待てば最高のサクサク感が手に入る」という心理的報酬が、行列に並ぶストレスを上回っています。 3つ目は、「日常食としての手頃な贅沢(マイクロ・ラグジュアリー)」です。外食でとんかつ御膳を食べれば1,500円〜2,500円に達する現在、揚げ物専門店のメンチカツやコロッケであれば1個150円〜350円前後で購入できます。夕食のメインディッシュを数百円でワンランク格上げできる手軽さが、節約志向とプチ贅沢志向の双方を巧みに捉えています。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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