モロー反射でビクッと起きる原因とは?てんかんの見分け方と対策
モロー反射でビクッと起きる原因とは?てんかんの見分け方と対策についての真相をご紹介します。
Q1:モロー反射の動きが片手だけ弱かったり、左右非対称だったりするのは異常ですか?
A1:注意が必要な所見です。正常なモロー反射は左右対称に両腕が広がります。片腕だけ動かない、あるいは挙上が明らかに弱い場合は、分娩時の衝撃による「鎖骨骨折」や、腕を動かす神経が引き伸ばされる「腕神経叢麻痺(エルブ麻痺)」などが疑われます。早期の固定やリハビリが必要になるケースもあるため、速やかに小児科または出産した産婦人科を受診してください。
Q2:手足がビクビクッと細かく震えるのですが、痙攣との区別がつきません。
A2:新生児期から乳児期初期には、モロー反射に伴って手足が小刻みに震える「ジッタネス(Jitteriness:新生児一過性振戦)」と呼ばれる震えが頻繁に見られます。これは寒さや刺激に対する生理的な反応です。震えている手足を親の手で優しく包み込むように抑えたとき、震えが止まるようであれば生理的なジッタネスであり心配ありません。抑えても筋肉の突っ張りが止まらない、視線が宙を泳いで合わない、顔色が紫色(チアノーゼ)になる場合は痙攣発作の疑いがあります。
Q3:スワドルやおくるみを使わないと寝てくれません。使い続けると自立した睡眠が取れなくなりますか?
A3:依存して眠れなくなるという医学的証拠はありません。モロー反射の減弱とともに、生後3〜4か月を過ぎると赤ちゃん自身の睡眠サイクル(サーカディアンリズム)が徐々に形成されます。寝返りを始める時期に合わせて、片腕ずつ外せるスワドルを使ったり、薄手のスリーパーへ移行したりと、数週間かけて徐々に布のホールド感を減らしていく「ステップダウン方式」をとれば、問題なく一人寝へ移行できます。