24時間換気の電気代は月いくら?つけっぱなしの真相と消す大損リスク
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実際の居住現場ではどのようなトラブルが起きているのでしょうか。住宅点検の技術者やSNS上の住居トラブル相談を分析すると、冬場特有の切実な悩みが浮き彫りになります。
「寝室の壁にある吸気口から冷たい風が直撃して寒くて眠れない」「リビングの給気口をティッシュやテープで完全に塞いでしまった」という声は毎年無数に寄せられます。しかし、現場の専門家が一様に警告するのは、「給気口を物理的に塞ぐ行為」の危険性です。
排気ファンが回っている状態で給気口を塞ぐと、室内が極端な「負圧(気圧が下がった状態)」になります。すると、玄関ドアが重くて開かなくなったり、エアコンのドレンホースから「ポコポコ」という異音が発生したりするだけでなく、下水管や隙間から汚染された空気やホコリを強制的に吸い寄せてしまいます。さらに最悪なのは、寒さに耐えかねて「給気口を塞いだうえで換気扇の主電源も落とす」という選択です。あるマンション住民の手記では、電気代節約と寒さ防止のためにひと冬の間給気口を段ボールで覆い、換気扇を停止させた結果、春先に大型家具を動かしたところ壁一面が真っ黒なカビの海と化しており、退去費用として45万円を請求されたという生々しい告白が綴られています。
冬場の寒さに対処する正解は、「換気を止めること」ではありません。給気レジスターに備わっているシャッターを「全閉」ではなく「小風量(半開)」に調整することや、市販の「風向偏流カバー(後付けアタッチメント)」を取り付けて冷気の直撃を天井方向へ逃がすことが有効です。冷気は重いため床に滞留しますが、気流を上方へ向ければエアコンの暖気と混ざり合い、寒さを感じにくくなります。