「プロテインは体に悪い」噂の真相|腎臓負担や太るリスクを徹底検証
話題沸騰中の 「プロテインは体に悪い」噂の真相|腎臓負担や太るリスクを徹底検証について、詳しいまとめを分かりやすく掲載しています。
健康被害の懸念として最も多く挙げられるのが内臓へのダメージです。とりわけプロテイン腎臓への負担に関しては、医療現場でも長年議論されてきました。タンパク質が体内でアミノ酸に分解される過程でアンモニアという有害物質が発生し、これを無毒な尿素に変えるのが肝臓、その尿素をろ過して尿として体外に排出するのが腎臓です。したがって、タンパク質の摂取量が増えれば、両臓器の仕事量が増加することは生理学的な事実です。
では、この作業量の増加がそのまま臓器障害に直結するのでしょうか。健常者を対象とした多数のメタアナリシス(複数の大規模研究を統合した分析)では、推奨摂取量の範囲内であれば、高タンパク質摂取が腎機能の指標であるeGFR(推算糸球体濾過量)やクレアチニン値を不可逆的に低下させる明確な証拠は示されていません。身体には負荷に適応する予備能が備わっているためです。
ただし、ここには決定的な前提条件が存在します。すでに潜在的な腎機能障害を抱えている人や慢性腎臓病(CKD)ステージのある人は例外です。糸球体のろ過圧が上昇することで病態の悪化を急激に加速させます。健康診断で尿タンパク陽性や腎機能低下を指摘されている人が自己判断で高タンパク生活に踏み切ることは、極めて危険な行為と言わざるを得ません。
また、プロテイン肝機能への影響についても同様の構図が成り立ちます。日常的な過剰摂取で肝臓がフル稼働を強いられれば、一時的にAST(GOT)やALT(GPT)といった肝酵素の数値が上昇することがあります。さらに見落とされがちなのが、プロテイン痛風と尿酸値の関連性です。タンパク質の代謝産物そのものだけでなく、激しい無酸素運動に伴うプリン体の分解や、高タンパク摂取による軽度の脱水状態が引き金となり、尿酸値の急上昇を招く事例が報告されています。日頃の水分補給を怠ったままプロテインだけをがぶ飲みする行為は、痛風発作のリスクを自ら引き寄せる引き金になります。