家の中に羽蟻が突然大量発生?シロアリの見分け方と殺虫剤Ngの理由
家の中に羽蟻が突然大量発生?シロアリの見分け方と殺虫剤Ngの理由について押さえておきたい 事実を分かりやすく解説いたします。
羽蟻が室内で見つかった際、住人が最もパニックに陥るのが「一体どこから入ってきたのか」という疑問です。現場を精査するプロの防除技術者は、発見された「羽蟻の総数」と「出現した場所」から、発生源を即座に特定していきます。
数匹程度なら「外部からの飛来」、数十〜数百匹なら「室内発生」の法則
シロアリやクロアリの巣立ち(群飛)では、ひとつのコロニーから数百匹から数千匹もの羽蟻が一気に飛び出します。そのため、室内で見つかった状況によって判断は二分されます。
- 室内に1〜5匹程度だけポツンと見つかった場合:窓のサッシのわずかな隙間、換気扇の開口部、エアコンのドレンホースの導入部、あるいは玄関ドアの開閉時に、外を飛んでいた個体が偶然紛れ込んだ「外部侵入」の可能性が高いと言えます。網戸のメッシュサイズ(一般的な18メッシュ=網目約1.15mm)をすり抜けて侵入してくるケースも少なくありません。この場合は即座に床下が喰われていると断定はできませんが、近隣で群飛が発生している警戒シグナルです。
- 同じ部屋の中で数十匹、数百匹が固まって蠢いている場合:外部からの侵入ではなく、「あなた自身の家の中で繁殖したコロニーから飛び出した(室内発生)」と判断せざるを得ません。外からこれほど膨大な数の虫が一度に侵入することは物理的に考えにくく、すでに床下や壁内、柱の内部に巨大な巣が完成しており、満員になった巣から新天地を求めて一斉に出てきた瞬間を目撃していることになります。
プロが真っ先にチェックする室内発生源のワーストポイント
室内発生が疑われる場合、羽蟻たちは一体どこから湧き出しているのでしょうか。リフォーム現場や防除施工の現場検証において、羽蟻の出現ルートとなる主要ポイントは以下の通りです。
- 浴室・洗面所のドア枠と巾木の継ぎ目:在来工法のタイル張り浴室はもちろん、ユニットバスであっても床下からの湿気が立ち上りやすく、木部の腐朽とともにシロアリの格好の温床となります。木枠のひび割れやコーキングの劣化部から次々と湧き出します。
- 玄関の上がり框(かまち)と沓脱石(くつぬぎいし)の隙間:玄関は土間コンクリートの下が土で埋め戻されている構造が多く、床下の通風が届きにくいエリアです。タイルの目地のひび割れや、框の木材の継ぎ目が主要な発生孔となります。
- リビングの窓際サッシ下・フローリングの継ぎ目:雨水の吹き込みや結露によって窓枠周辺の合板が湿気を含むと、床下から壁内を通ってサッシの隙間から這い出してきます。
- 床下点検口や畳の隙間:和室がある住宅では、畳を上げた下の荒床(杉板や合板)が加害され、畳の隙間を押し広げて羽蟻が湧き出す事例が頻発します。