メジャー完全試合の歴代達成者は誰?24人の奇跡と日本人投手が挑む壁
メジャー完全試合の歴代達成者は誰?24人の奇跡と日本人投手が挑む壁の背景について、専門知識を取りまとめてご紹介します。
現在、世界の野球界で「最も完全試合に近い日本人」として注目されているのが、大谷翔平と佐々木朗希の2人です。
まず、大谷翔平完全試合可能性について考察すると、最大の武器はメジャー屈指の奪三振能力(K/9の高さ)と被打率の低さです。2022年シーズンには5回終了までパーフェクトを継続する登板が複数回見られました。大谷のスウィーパーと100マイルを超える直球のコンビネーションは、相手打者にバットを振らせることすら許さない圧倒的な支配力を誇ります。しかし、二刀流としての登板間隔や球数制限、さらに手術歴を考慮した首脳陣の慎重な投球数管理が障壁となります。100球前後で交代する現代の運用方針において、9回を投げ切ること自体のハードルが年々上がっているのが実情です。
一方、より純粋な確率論として期待を集めるのが佐々木朗希です。佐々木は千葉ロッテマリーンズ時代の2022年4月10日、わずか20歳5か月で日本プロ野球史上28年ぶりの完全試合を達成。その際、世界新記録となる「13者連続奪三振」および日本タイ記録の「1試合19奪三振」という規格外の数字を残しました。さらに驚愕すべきは、翌週のオリックス戦でも8回まで完全投球を続け、首脳陣の判断で降板した事実です。
打球を前に飛ばさせず、三振でアウトを積み重ねられる投球スタイルは、野手のエラーという外的要因を完全に排除できるため、完全試合達成において最も有利に働きます。佐々木がMLBの強打者を相手にストライクゾーン内で圧倒的な空振りを奪い続けられるかどうかが、快挙達成の試金石となります。