東大医学部は頭悪くないかの噂を検証|国試やノーベル賞から暴く実態

東大医学部は頭悪くないかの噂を検証|国試やノーベル賞から暴く実態にまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。

「東大医学部は頭悪くないか」という一見不条理な疑問が投げかけられるようになった契機には、単なるやっかみでは片付けられない客観的事実とネット世論のうねりが存在します。東大医学部の評判と理由を掘り下げると、主に次の3点が引き金となっていることが分かります。

第1に、東大医学部の医師国家試験合格率が必ずしも全国トップではないという事実です。自治医科大学や順天堂大学など私立・地方国公立医学部が98%前後の合格率を叩き出す中、東大医学部は年によって80%台後半から90%台前半に留まり、全国平均(約90〜91%)を下回る事態が散見されます。「国内最難関を突破した天才集団が、なぜ国家試験に落ちるのか」というギャップが、世間の懐疑心を刺激しました。

第2に、研究実績とノーベル賞をめぐる学術的評価の格差です。これまでノーベル生理学・医学賞を受賞した日本人研究者(山中伸弥氏、大隅良典氏、大村智氏、本庶佑氏ら)の多くは京都大学出身、あるいは地方国公立・私立大学出身者であり、東大医学部医学科の出身者はいまだゼロという現実があります。官僚組織的で保守的な研究風土が、ブレイクスルーを生みにくいのではないかという批判が長年向けられてきました。

第3に、5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)の「なんJ」をはじめとするネット掲示板やSNSでのミーム化です。後述する有名卒業生の国家試験不合格の顛末がリアルタイムで実況され、「ペーパーテストの数式は解けても、臨床の常識的判断ができないのではないか」という揶揄が独り歩きした結果、検索エンジンのサジェストに定着するに至りました。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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