横になると息苦しい起座呼吸の正体|心不全の兆候と夜間の対処法
横になると息苦しい起座呼吸の正体|心不全の兆候と夜間の対処法の要点を分かりやすくまとめてご紹介します。
夜間の息苦しさを訴える疾患には、起座呼吸のほかに「夜間発作性呼吸困難」や「気管支喘息」「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」などがあり、臨床現場でも慎重な鑑別が行われます。原因が心臓にあるのか、それとも気道・肺そのものにあるのかによって治療法は180度異なります。
とくに混同されやすい夜間発作性呼吸困難(PND)は、就寝後1〜3時間ほど経過した深い眠りの中で突然の激しい息苦しさや咳で目覚める病態です。入眠による副交感神経優位や気管支収縮、下半身からの緩徐な水分再吸収が引き金となります。起座呼吸が「横になった直後から数分〜数十分で苦しくなる」のに対し、PNDは「就寝後しばらく経ってから突然発作的に起きる」という時間的経過に明確な違いがあります。