国宝・大崎八幡宮の真実|日本最古の権現造と政宗が託した祈りを解剖

国宝・大崎八幡宮の真実|日本最古の権現造と政宗が託した祈りを解剖の基本情報から最新動向までをわかりやすく整理しました。

大崎八幡宮を訪れた者がまず圧倒されるのは、「総黒漆塗り」の外観と「極彩色彫刻」の強烈な対比です。一見すると重厚で沈鬱な黒漆の壁面ですが、軒下を見上げると、目も眩むような鮮烈な色彩世界が広がっています。

蟇股(かえるまた)や長押(なげし)周りには、鳳凰、龍、麒麟、唐獅子といった霊獣や、四季の花鳥風月が精緻な浮彫・透かし彫りで施されています。金具には金箔がふんだんに貼られ、漆黒の背景から黄金の光が浮かび上がる視覚効果は、見る者を畏怖させる美意識の結晶です。

1996年から2004年にかけて実施された「平成の大修理」では、学術的・伝統的な漆塗り技法が徹底的に再現され、400年前の創建当時の輝きが見事に蘇りました。日光東照宮の白と金を基調とした華麗さとは異なり、闇(黒)の中に光(金・色彩)を際立たせる手法は、まさに「伊達者」の美学を体現しています。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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