韓国で「いただきます」は言わない?合掌Ngの理由と食事作法の真相
韓国で「いただきます」は言わない?合掌Ngの理由と食事作法の真相に関する疑問や疑問点を徹底的にまとめました。詳細を読もうことができます。
教科書通りの韓国語学習では「いただきます=잘 먹겠습니다」と教えられますが、現代のリアルな生活現場ではどのように運用されているのでしょうか。日韓のビジネスパーソンや現地留学生の証言から、そのニュアンスを検証します。
ソウル市内のIT企業に勤務する日本人駐在員(30代男性)は、配属当初の経験を次のように振り返ります。
「現地の同僚4人で近所の定食屋に行き、各自が自分のメニューを頼んで別々に会計するスタイルだったのですが、料理が運ばれてきた瞬間に私が『チャル モッケッスムニダ!』と大きな声で言ったんです。すると同僚たちから一瞬ポカンとされ、先輩社員から笑いながら『今日は誰もおごらないよ? 自分で払うんだから言わなくていいよ』と突っ込まれました。相手に恩義を感じているニュアンスが出てしまうのだと初めて知りました」
一方で、上司や取引先に食事を振る舞われる場面では、この挨拶を抜かすと重大な礼儀違反になります。料理がテーブルに並び、奢ってくれる最年長者がスプーンを手にしたタイミングを見計らって、背筋を伸ばし「잘 먹겠습니다(チャル モッケッスムニダ)」とハッキリ伝えることが求められます。
また、食事を終えた後の「ごちそうさま 表現」についても、使用シーンを理解しておく必要があります。代表的なフレーズは以下の通りです。
- 잘 먹었습니다(チャル モゴッスムニダ):「ごちそうさまでした」の丁寧な表現。奢ってくれた目上の人や、飲食店を退店する際に店員に対して使う最も標準的なフレーズ。
- 잘 먹었어(チャル モゴッソ):同い年の友人や年下の相手に対して使うフランクな表現。
- 잘 먹었어요(チャル モゴッソヨ):親しい先輩や近しい間柄で柔らかく敬意を伝える日常的な表現。
個人経営の食堂などで会計を済ませた際、厨房のオモニ(お母さん)やレジの店員に向かって「チャル モゴッスムニダ(美味しくいただきました)」、あるいは「수고하세요(スゴハセヨ=お疲れ様です・頑張ってください)」と一言添えて退店する所作は、現地でも非常にスマートで温かいコミュニケーションとして歓迎されます。