コンタクトをつけたまま寝ると失明する?一晩放置の真相と緊急対処
コンタクトをつけたまま寝ると失明する?一晩放置の真相と緊急対処について知っておくべき 理由を分かりやすい構成で解説いたします。
ネット上のQ&Aサイトなどを見ていると、「ワンデーをつけたまま寝てしまったけれど、起きたら何も痛くなかった。そのまま使っても大丈夫ですか?」という相談が頻繁に投稿されています。しかし、これこそが最も恐ろしい盲点です。
角膜の知覚神経は非常に敏感ですが、慢性的な角膜の酸素不足に晒されていると、神経の感受性そのものが麻痺して知覚低下を引き起こします。つまり、「傷ついていて細菌が入り込んでいるのに、痛みを感じにくくなっている」という危険なマスキング現象が発生するのです。痛くないからとそのまま翌日も装用を続けた結果、夕方になって菌が実質深部まで侵食し、突如として激痛とともに重症化するパターンが後を絶ちません。
さらに見過ごせないのが、角膜の最深部にある角膜内皮細胞 減少です。角膜の透明性を保つ排水ポンプの役割を果たすこの細胞は、一度壊死すると二度と増殖・再生しません。つけっぱなしの睡眠を習慣化していると、20代や30代であっても内皮細胞数が高齢者並みの水準(1,500個/mm²以下)まで激減しているケースがあります。内皮細胞が限界を超えて減少すると、将来白内障などの眼科手術が受けられなくなったり、角膜が常に水ぶくれを起こして混濁する「水疱性角膜症」を発症して視力を失うリスクを抱えることになります。
また、「シリコーンハイドロゲル素材や連続装用レンズ 違いを理解せず、高酸素透過性だから寝ても大丈夫」と自己判断するケースも散見されます。連続装用が認可されたレンズであっても、それは「眼科専門医による厳格な定期検査と角膜適合性の審査をパスした人」に限定された運用です。市販のワンデーや一般的な2ウィークレンズを装用したまま眠る行為とは、安全設計の次元がまったく異なります。