こどもの日の由来と本当の意味|端午の節句との違いや歴史を徹底解説

こどもの日の由来と本当の意味|端午の節句との違いや歴史を徹底解説に関する深掘り解説を分かりやすく解説いたします。

5月5日が近づくと飾られる兜(五月人形)や鯉のぼりには、単なる季節の装飾にとどまらない切実な願いが込められています。

1. 兜・鎧・五月人形:命を守る「厄除けの身代わり」

「戦うための道具を飾るのは好ましくないのでは」という疑問を抱く保護者も少なくありません。しかし歴史民俗学において、武士にとっての鎧兜は「戦う武器」ではなく「外敵や災難から命を守る防具」でした。医療が未発達で子どもの死亡率が高かった時代、病魔や事故から我が子を守る強力なお守り(身代わり)として兜を飾る習慣が定着しました。

2. 鯉のぼり:中国の故事「登竜門」に由来する立身出世の祈り

鯉のぼりは、中国の歴史書『後漢書』に記された故事「登竜門」に由来します。黄河の急流にある「竜門」と呼ばれる滝を登りきった鯉は龍へと変化するという伝説から、鯉は生命力と立身出世の象徴とされてきました。江戸時代、武士が家紋入りの幟(のぼり)を立てていたのに対抗し、町人たちが紙や布に鯉の絵を描いて掲げたのが鯉のぼりの始まりとされています。

3. 菖蒲湯(しょうぶゆ):薬草による邪気払いと「尚武」の精神

端午の節句に欠かせない菖蒲湯は、強い芳香を持つ菖蒲を湯船に浮かべる風習です。古代中国では、季節の変わり目に流行する疫病を防ぐ薬草として重宝されました。日本では、菖蒲の葉の形が刀に似ていることや、「菖蒲」の音が武道を重んじる「尚武(しょうぶ)」や「勝負」に通じることから、武運長久と健康を祈る儀礼として武家を中心に深く浸透しました。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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