秋田名物いぶりがっことは?たくあんとの違いや絶品レシピを解説
秋田名物いぶりがっことは?たくあんとの違いや絶品レシピを解説の疑問点について、専門知識を取りまとめてご紹介します。
いぶりがっこは2019年5月、農林水産省の地理的表示(GI)保護制度に登録(登録第77号)されました。これは、秋田県産の原料大根を用い、県内で薪を使った燻煙および伝統的な米ぬか漬け込み基準を満たしたものだけが「いぶりがっこ」の名称とGIマークを使用できる公的な品質保証です。
背景には、2014年8月に設立された「秋田いぶりがっこ協同組合」や2017年設立の「秋田県いぶりがっこ振興協議会」による、ブランド価値の確立と品質の均一化に向けた取り組みがありました。市場にはかつて、燻液(液体燻製フレーバー)に漬けただけの工業的なたくあんが安価に出回る問題がありましたが、GI登録によって本物の伝統食品としての境界線が明確に引かれました。
一方で、近年の漬物業界には大きな転換期が訪れています。食品衛生法の改正に伴い、従来のような農家の納屋や囲炉裏端を使った小規模な手作り生産に対し、厳格な衛生設備基準が義務付けられました。これに対し、自治体や協同組合が共同加工施設の整備支援を行うなど、伝統の味を絶やさないための産地一体となった継承活動が進められています。