機械式駐車場で後悔する理由とは?サイズ制限と莫大な修繕費の真相

機械式駐車場で後悔する理由とは?サイズ制限と莫大な修繕費の真相の詳細について、専門知識を詳しくお届けします。

ネット上の口コミや掲示板では、機械式駐車場に関して誤った情報や楽観的な見解が散見されます。現場の検証から判明した代表的な2つの誤解を是正します。

ひとつ目は、「車検証に記載された全幅・全高が制限内であれば必ず入る」という誤解です。車検証上の寸法は基本的に車両本体の骨格サイズであり、張り出したフェンダーモール、ドアミラーの折りたたみ幅、バックカメラやシャークアンテナの突起、ルーフレールなどは含まれていない場合があります。また、タイヤのトレッド幅(外幅)がパレットのガイドレールの内寸をオーバーしていたり、スポーツカーやカスタムカーのように最低地上高が10〜15cmを下回っていてパレットの段差でアンダーフロアを破損したりするトラブルも少なくありません。契約前には必ずメジャーによる実測と現地での「試し入れ(入庫テスト)」を行う必要があります。

ふたつ目は、「空きが増えたらすぐに平面化すれば修繕費はかからない」という誤解です。機械式駐車場の撤去および平面化は、敷地内の構造や排水計画、建ぺい率や容積率、さらには自治体が条例で定める「附置義務台数(一定規模の建築物に義務付けられる駐車台数)」の法的基準と密接に絡んでいます。附置義務台数を割り込む撤去は法的に許可されない場合があり、安易に平面化工事を進めることはできません。さらに、管理規約の変更には区分所有者および議決権の4分の3以上の賛成(特別決議)が必要となるため、車を所有しない住民と所有する住民の間での利害対立が長期化するケースが多々あります。

森 瞳

森 瞳

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest