焼肉の定番サガリとは?ハラミとの違いや部位の特徴・旨い焼き方を徹底解説

焼肉の定番サガリとは?ハラミとの違いや部位の特徴・旨い焼き方を徹底解説について重要なポイントを解説いたします。最新の情報をご確認ください。

サガリを正しく理解するうえで外せないのが、解剖学的な位置関係です。牛サガリが位置する部位は、胸骨と腹腔を隔てている横隔膜の肋骨側(腰椎側から垂れ下がっている厚みのある部分)にあたります。内臓からぶら下がっている(ぶら下がり=サガリ)ように見える形状が、名前の由来とされています。

日本の農林水産省が定める食肉の品質表示基準において、横隔膜は筋肉組織でありながら「内臓肉(ホルモン)」として定義されています。カルビやロースのような骨格筋(正肉)とは流通ルートや検査基準が異なりますが、見た目や繊維構造は完全に赤身肉のテクスチャーを持っています。そのため、「内臓特有のクセが苦手」という方でも、上質な赤身ステーキ感覚で美味しく食べられるのがサガリの大きな強みです。

また、牛1頭(生体重量約700〜800kg)から取れるサガリの量はわずか1〜2kg程度と極めて少なく、精肉業界では希少部位として扱われています。東京をはじめとする関東圏ではハラミと一括りにされて提供されるケースも見られますが、北海道や東北、九州地方では昔から明確にサガリとして区別され、ソウルフードとして深く愛されてきた歴史があります。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest