つわりがない人の特徴と体質の真実|赤ちゃんへの影響と流産リスクを解説

つわりがない人の特徴と体質の真実|赤ちゃんへの影響と流産リスクを解説の基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。

妊娠すると母体内では急激な変化が起きますが、なぜ一部の人にはつわり症状がまったく現れないのでしょうか。近年の研究や臨床データから、つわりがない人の特徴として5つの体質的・生理学的理由が明らかになっています。

① hCGホルモンに対する受容体の感受性が低い
妊娠初期には、胎盤の元となる絨毛から「ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)」というホルモンが爆発的に分泌されます。このホルモンが脳の嘔吐中枢を刺激することがつわりの主因とされていますが、受容体の感受性には個人差があります。ホルモン値が順調に上昇していても、受容体の感度が穏やかな体質の場合、吐き気などの拒絶反応が起こりにくくなります。

② 自律神経のバランスが安定している
ホルモンの急変は自律神経を大きく乱し、胃腸の蠕動運動低下や血流不全を引き起こします。もともと自律神経の切り替えがスムーズで、環境変化に対するストレス適応力が高い人は、ホルモンバランスの変動があっても胃腸機能が落ちにくく、不快症状を感じにくい傾向があります。

③ ビタミンB6の代謝能力が高い
妊娠中のつわり悪化要因のひとつに、アミノ酸代謝に必要なビタミンB6の不足が挙げられます。つわりがない人は、体内でビタミンB6を効率よく代謝・維持できる酵素活性を備えているケースが多く、神経伝達物質のバランスが崩れにくいと考えられています。

④ 親子・姉妹間における体質の遺伝傾向
「実母もつわりが全くなかった」という先輩ママの声は多く聞かれます。つわりそのものを直接決定づける単一の遺伝子は特定されていませんが、前述したホルモン受容体の構造や代謝機能の遺伝により、母娘や姉妹間でつわりの軽重が似る傾向は医学的にも確認されています。

⑤ 経産婦による身体の適応(初産との違い)
初産のときに比べて、2人目以降の経産婦では子宮や血管系が妊娠状態に対してすでに適応力を備えている場合があります。そのため、母体が異物反応のような過剰なストレス反応を示さず、初産時よりも症状が軽微で済むケースが散見されます。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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