懐石料理の正しい順番と作法|会席との違いや恥をかかないマナーを解説
懐石料理の正しい順番と作法|会席との違いや恥をかかないマナーを解説に関する深掘り解説を丁寧に解説いたします。
料亭の現場スタッフや茶道経験者へのヒアリング、各種コミュニティに寄せられる相談データを検証すると、良かれと思って無意識に行っている「NGマナー」が数多く存在することが分かります。
最も典型的な間違いが、「手皿(てざら)」です。料理を口に運ぶ際、汁や食べこぼしが落ちないように左手を下にお盆のように添える動作は、一見上品に見えますが、和食では「手皿は不作法」とみなされます。正しくは、手のひらではなく「懐紙(かいし)」を受け皿として使うか、持ち上げてもよい小皿を持ち上げて口元へ運びます。
また、以下のような行為も現場で悪目立ちしやすいポイントです。
- 椀の蓋を裏返して重ねる(逆さ蓋):蓋の漆や蒔絵を傷つける原因になります。開けた蓋はそのままの向きで折敷の外に置くのが基本です。
- 器を引きずって動かす:高価な漆器や焼き物の擦れ・破損を防ぐため、器を移動させる際は必ず両手で持ち上げて静かに置きます。
- わさびを醤油に溶かす:刺身の香りを損なうため、わさびは刺身の上に少量乗せ、醤油を軽く浸していただくのが正式です。
- 強い香水や貴金属の着用:繊細な出汁の香りや茶の風味を邪魔する香水、器にぶつかって傷をつける指輪や大ぶりの時計は外して入席するのが礼儀です。