新千円札の北里柴三郎は何をした人?破傷風克服の真相と福沢諭吉の絆
新千円札の北里柴三郎は何をした人?破傷風克服の真相と福沢諭吉の絆についての真相をご紹介します。
北里柴三郎の精神は、彼が師事した恩師への敬意、そして後進の育成を通じて今も息づいています。
生涯の師であるロベルト・コッホに対する北里の敬愛は尋常ではありませんでした。1908年にコッホが来日した際、北里は全霊を尽くして日本全国を案内し、熱烈な歓待を行いました。コッホが1910年に亡くなると、北里はその死を激しく悼み、研究室の敷地内に恩師の遺髪を祀る祠(ほこら)を建立。これが現在の北里神社であり、現在も研究者たちを見守り続けています。
北里の死後もその志は途絶えることなく、彼が設立した北里研究所の創設50周年を記念し、1962年に北里大学が設立されました。同大学は生命科学のパイオニアとして、2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智特別栄誉教授(エバーメクチンの発見)を輩出するなど、北里の精神を忠実に受け継いでいます。
また、北里の血脈とDNAを受け継ぐ子孫たちも、医療界、学界、実業界において多大な貢献を続けています。北里柴三郎記念会や関連医療財団の役員を務め、祖父・曾祖父の残した社会貢献の哲学を現在も伝承し続けています。