オーブンとグリルの違いとは?料理が変わる加熱原理と使い分けの極意
オーブンとグリルの違いとは?料理が変わる加熱原理と使い分けの極意について知っておくべき 事実を分かりやすく解説いたします。
キッチン周りには似たような加熱機器が多く、混乱しやすいポイントです。それぞれの熱源と得意分野を整理しておくと、迷いがなくなります。
まず電子レンジは、ヒーターによる熱ではなくマイクロ波(電波)で食材内部の水分子を振動させて自己発熱させる仕組みです。表面を焦がすことはできず、「温め」や「下ごしらえの加熱」に特化しています。
これに対し、現代のオーブンレンジは電子レンジの機能に加え、庫内壁面のヒーターで空間を温める「オーブン機能」と、天井の平面ヒーター等で食材を直射する「グリル機能」を1台に統合した設計になっています。例えば、パナソニックの人気シリーズ「ビストロ」をはじめとする高機能スチームオーブンレンジでは、天井の大火力極め焼きヒーターによって、フライパンのように食材を裏返さずとも短時間でグリル調理ができる技術が進化しています。
また、朝食でおなじみのトースター(オーブントースター)は、構造としてはグリルに極めて近い家電です。ヒーターと食材の距離が非常に近いため、食パンの表面を数分でサクサクに焼き上げる放射熱加熱を得意とします。一般的なトースターは庫内容積が小さく断熱性がオーブンほど高くないため、長時間の温度キープには不向きですが、短時間で表面に焼き目をつけたい用途ではグリルと同等の活躍をしてくれます。