119番はどこにつながる?スマホ転送の真相と指令センターの仕組み

119番はどこにつながる?スマホ転送の真相と指令センターの仕組みに関する詳細情報を詳しくまとめました。最新データをご確認ください。

一口に「電話」と言っても、光電話、格安SIMスマートフォン、IP電話アプリ、さらには街頭の公衆電話まで、その種類は多岐にわたります。通信回線ごとに119番通報時の接続挙動や位置情報の送信能力は明確に異なります。

通信手段・端末種別詳細・数値データ位置情報の通知精度編集部の見解・評価NTT一般固定電話加入者回線データベースに基づき管轄消防へ100%直結極めて高精度(番地・部屋番号まで即座に表示)通報信頼性は最高峰。停電時でもメタル回線なら通話可能な強みを持つ。光IP電話(050除く)0AB-J型番号(03や06など)。契約住所の管轄消防へ接続高精度(設置場所住所が自動通知される)固定電話と同等。ルーターの停電停止にのみ注意が必要。スマートフォン(キャリア/格安SIM音声)音声通話SIM必須。在圏基地局経由で接続(通報シェア8割超)高精度〜中精度(GPS測位なら数m〜数十mの誤差)主流の手段。屋内の奥深くや地下街ではGPSが遮断され誤差が拡大する。050IP電話・データ専用SIM技術規格上、119番・110番などの緊急通報は発信不可位置通知不可(通話自体が成立しない)危険度高。格安SIMで「データ専用契約」にしたスマホからは119番できない。街頭公衆電話緊急通報ボタン(赤)押下または硬貨投入なしで発信可能極めて高精度(公衆電話ボックスの設置位置特定)スマホ紛失・バッテリー切れ時の最強ライフライン。設置台数減少が課題。

特に注意を払うべきは、近年普及したIP電話や格安SIMでの119番通報に潜む罠です。月額料金の安さから「データ通信専用SIM」を契約したタブレットやサブ機、あるいは「050」から始まるIP電話アプリ(LINE通話やSkype含む)からは、法制度および技術仕様上、119番や110番にかけることができません。画面のダイヤルパッドで119を押しても発信規制音(ツーツー)が鳴るだけです。

また、災害時やスマートフォンの充電切れの際に頼りになるのが、公衆電話からの緊急通報のやり方です。緑色の公衆電話には「緊急通報ボタン(赤い丸ボタン)」が備わっているタイプと、ボタンがなく受話器を上げてそのままダイヤルするデジタル公衆電話タイプが存在します。小銭やテレホンカードは一切不要で、ボタンがある機種は「受話器を上げる→赤いボタンを押す→119を回す」、ボタンがない機種は「受話器を上げる→そのまま119を回す」だけで即座に地元の消防本部へ直結します。

前田 葵

前田 葵

サステナビリティ研究家

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest