自分探しの旅は意味ないのか?人生が変わる人と後悔する人の決定打

自分探しの旅は意味ないのか?人生が変わる人と後悔する人の決定打について押さえておきたい ポイントを厳選して解説いたします。

ネット上の掲示板や知恵袋、SNSを詳細にリサーチすると、自分探しの旅から戻った人々の声は完全に二極化しています。そこには、まさに天国と地獄とも呼べるリアルな明暗が記録されています。

20代後半で大手金融機関を退職し、東南アジアからインドへと渡ったある女性は、大手キャリア相談プラットフォームの手記で次のように率直な心情を吐露しています。

「SNSで輝いて見えるバックパッカーに憧れ、仕事を辞めてバックパック一つで飛び出しました。最初の1カ月は自由を謳歌している実感が心地よかった。でも、ガンジス川のほとりで毎日ぼーっと過ごすうちに、『自分はここで一体何をしているんだろう』という強烈な恐怖に襲われました。帰国後に待っていたのは、未経験職種への転職活動の難航と、旅に出る前より自信を失ったボロボロの自分でした」

一方で、旅を人生のターニングポイントとして見事に昇華させたケースも確実に存在します。IT企業で過労からバーンアウト寸前だった30代男性は、仕事を辞めるのではなく「2週間の有休とリモート調整」を駆使して屋久島の一人旅に出ました。

「観光名所を巡るのをやめ、電波の届きにくい山小屋でノートとペンだけを持ち、自分が本当に嫌だったこと、どうしても譲れない価値観をひたすら書き殴りました。旅は答えを教えてくれる場所ではなく、ノイズを遮断して自分の本音を吐き出させるための『安全な隔離部屋』でした。結果として帰国後に部署異動を直訴し、今では希望通りの開発部門で充実して働いています」

両者の決定的な分水嶺は、旅に対して「能動的な内省の場」を求めたか、「受動的な救済」を求めたかにあります。前者は自分自身を徹底的に見つめる作業場として旅を利用し、後者は辛い現実から逃避するための麻酔として旅を消費してしまったのです。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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