生理中に食欲がないのはなぜ?吐き気と胃腸不良の真相と対処法

生理中に食欲がないのはなぜ?吐き気と胃腸不良の真相と対処法についての真相をお届けします。

ネットの知恵袋や家庭内の助言で頻繁に見かけるのが、「体力が落ちるから、食べたくなくても何か口に入れなさい」という言葉です。しかし、医療現場の取材を通じて得られた見解はまったく異なります。結論から言えば、生理中食べない方がいいのかという問いに対して、胃腸が悲鳴を上げている初期の1〜2日間は「食べられないなら、無理に固形物を食べない方が回復が早い」というのが消化器内科・産婦人科医師の一致した見立てです。

胃腸の機能が著しく低下している状態で無理に固形物を詰め込むと、消化不良による更なる吐き気や胃痙攣、激しい下痢を誘発し、体力を余計に消耗させてしまいます。人間の身体は、エネルギーを消化に割けない危機的状況にあるとき、食欲を落として内臓を休ませようとする防御反応を示します。食欲がないというシグナルは、「今は胃腸を動かさず休ませてくれ」という内臓からの正当な要求なのです。

ただし、ここで絶対に放置してはならない決定的な盲点があります。それが脱水症状と水分補給の不足です。食事からの水分摂取が途絶えることに加え、経血による出血、さらには下痢や発汗が重なることで、体内は急速に水分とミネラルを失います。脱水が進むと血流が悪化して生理痛が増悪し、脳貧血や強い立ちくらみを引き起こす負の連鎖に陥ります。固形物はパスしても問題ありませんが、常温の水、電解質を含んだスポーツドリンク、具のない薄味のお吸い物などで、水分補給だけは1口ずつこまめに継続しなければなりません。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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