側頭部はどこ?耳の上・こめかみの位置関係と頭痛・薄毛の真因を解剖
側頭部はどこ?耳の上・こめかみの位置関係と頭痛・薄毛の真因を解剖に関する知りたいポイントを初心者にも親しみやすくまとめました。詳細を読もうことができます。
側頭部という言葉は日常会話でも頻繁に登場しますが、医療や解剖学の基準で見ると、その範囲は想像以上に広大です。具体的には、目尻と耳の付け根を結んだラインの上方から頭頂部へ至る側面全体を指します。骨格としては「側頭骨の構造」がベースとなっており、耳の穴(外耳道)を取り囲むように複雑な凹凸を形成しながら、脳の大切な器官を保護しています。
解剖学的に側頭骨の内側に収まっているのが、大脳の「側頭葉」です。側頭葉の働きは、耳から入ってきた音や言葉を認識する聴覚中枢としての役割に加え、記憶の定着を司る海馬と連動する情報処理の要です。つまり、側頭部は構造面でも機能面でも、感覚器と脳をつなぐ極めてセンシティブな交差点と言えます。
そして、私たちが手で触れてコリを感じる主たる部位が、側頭骨の表面を覆う扇状の筋肉「側頭筋」です。側頭筋の位置とこめかみの場所を正確に見分けるための、簡単なセルフチェック手順を紹介します。
まず、目尻から指2本分ほど後ろにある少しくぼんだ部分に触れてみてください。そこがいわゆる「こめかみ(蟀谷)」です。そこから耳の真上、さらに指2〜3本分上の頭部側面に手のひらの親指の付け根(手根部)を当てます。その状態で、奥歯を「グッ」と強めに噛み締めてみましょう。
噛んだ瞬間に、耳の上からこめかみにかけてポコッと硬く隆起する筋肉の動きが確認できるはずです。この大きく動く領域全体が側頭筋です。側頭筋は下顎骨(下あご)と直結しており、食事や会話だけでなく、精神的ストレスによる無意識の噛み締め時にもフル稼働し続けています。