発達障害の遺伝確率は何%?最新研究が明かす数値と親兄弟のリスク
発達障害の遺伝確率は何%?最新研究が明かす数値と親兄弟のリスクについての疑問解決ガイドをお届けします。
家族計画を立てる際や、第一子に診断がついた際に最も気になるのが「二人目(兄弟・姉妹)への遺伝確率」と「親から子への遺伝割合」です。世界的な疫学調査や最新コホート研究では、以下のような具体的な数値データが報告されています。
第一子がASDと診断されている場合、第二子(同胞)がASDと診断される確率は約10〜20%とされています。一般人口におけるASDの発症率がおよそ1〜2%前後であることを考えると統計的なリスクは高まりますが、見方を変えれば「80〜90%の確率で下の子は診断を受けない」という現実を示しています。なお、第二子が男児の場合は女児に比べて発症リスクがさらに高まることが知られています。
一方、ADHDに関しても、兄弟の一方がADHDである場合、もう一方の兄弟がADHDを発症する確率は約25〜35%程度と推計されています。また、両親のどちらかが発達障害の診断を受けている場合、子どもが同様の診断を受ける割合(伝達リスク)は約20〜50%と幅があるものの、親と同じタイプではなく「親はADHDだが子はASD傾向がある」といった交差的な特性を示すケースも珍しくありません。