紫陽花が咲かない決定打!葉ばかり茂る原因と来年満開の復活術
紫陽花が咲かない決定打!葉ばかり茂る原因と来年満開の復活術の基本情報から最新動向までをわかりやすく整理しました。
株自体は緑深く元気そのものなのに、蕾が全く顔を出さない――この「葉ばかり茂る原因」の深層には、植物のC/N比(炭素・窒素比)のアンバランスが潜んでいます。
植物は、光合成によって生成される「炭素化合物(糖類)」と、根から吸収する「窒素化合物」のバランスによって、枝葉を広げる「栄養成長」を続けるか、花や種を作る「生殖成長」へシフトするかを決定します。春先から初夏にかけて油かすなどの窒素成分が突出した肥料を過剰に投与すると、植物体内は窒素過多となり、株は「いまは体を巨大化させる時期だ」と判断し続けます。結果として、濃い緑の巨大な葉がジャングルのように生い茂る一方で、アジサイ花芽がつかない事態に陥るのです。
ここに紫陽花の日当たり影響が追い打ちをかけます。紫陽花は「日陰でも育つ」というイメージが定着していますが、日陰で耐えられるのは「葉の維持」であって「花芽の形成」ではありません。花芽分化を促すには、午前中の柔らかな直射日光や、木漏れ日程度(約3〜4時間の日照)の光量が絶対条件です。光量が不足すると光合成による炭素供給が滞り、C/N比はさらに低下。株は生存のために葉の面積を広げることばかりにエネルギーを費やし、開花を完全に諦めてしまいます。