国家公務員と地方公務員の違いは?年収・難易度・転勤と勝ち組の真相
国家公務員と地方公務員の違いは?年収・難易度・転勤と勝ち組の真相についての最新情報をご紹介します。
「公務員の給料はどこも同じようなもの」という認識は完全な誤りです。人事院による「国家公務員給与等実態調査」および総務省の「地方公務員給与実態調査」の公式データを分析すると、そこには明確な階層構造と、特定条件下での意外な逆転現象が浮かび上がります。 公務員の年収差を決定づける最大の要因は、基本給のベースとなる「俸給表(給料表)」の格差と、勤務する都市ごとに基本給へ上乗せされる地域手当(0%〜20%)の存在です。
公務員 退職金 生涯年収 比較|定年までに手にする実額の真実
生涯を通じて手にする賃金総額において、最も高い数値を叩き出すのは疑いなく本府省の国家総合職です。指定職(審議官、局長、事務次官)への昇進ルートが開かれており、生涯年収は3億円から4億円規模に達します。 一方、地方機関に勤務する国家一般職と地方公務員(地方上級・市役所)を比較した場合は、状況が一変します。地方公務員の給料は自治体の財政力と物価水準に連動するため、大都市圏の自治体職員は、地方の出先機関に勤める国家一般職の給与水準を上回ることが珍しくありません。 退職手当(退職金)に関しても、勤続35年以上の定年退職者の場合、国家公務員・地方公務員ともに約2,000万〜2,400万円前後が平均支給額となっており、大企業の平均相場と同等の手厚い水準が維持されています。
特別区 都庁 地方公務員 評判|「地域手当20%」がもたらす圧倒的強み
公務員受験生の間で絶大な人気を誇るのが、東京都庁および東京23区で組織される特別区です。その人気の根底には、物価の高い東京都心に勤務することに伴う地域手当の一律20%支給という強力な加算制度があります。 基本給が30万円であれば、地域手当だけで月額6万円が上乗せされ、それに伴い期末・勤勉手当(ボーナス)の算定額も跳ね上がります。その結果、都庁や特別区の30代職員の平均年収は600万〜700万円に達し、地方の県庁や市役所、さらには地方局に勤務する国家公務員との間で100万〜150万円以上の年収格差が生じるケースが多発しています。「地方公務員でありながら給与面で最高水準を享受できる」という点が、都庁・特別区の高評価を支える最大の理由です。