足がつるのは病気の前兆?夜間の激痛に潜む重病と危険な兆候

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頻繁にこむら返りが生じる場合、どのような疾患を疑うべきなのでしょうか。原因となる病気は多岐にわたり、大きく「神経系疾患」「血管・循環器系疾患」「代謝・内分泌系疾患」「内臓疾患」に分類されます。

疑われる疾患名足がつる主な原因・メカニズム併発しやすい自覚症状・前兆推奨される診療科腰部脊柱管狭窄症
(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)背骨の神経の通り道が狭くなり、下肢へ伸びる神経根や馬尾神経が圧迫されて筋肉の制御が狂う。歩くと足が痛く・痺れ、休むと回復する(間欠性跛行)。前かがみになると楽になる。整形外科 / 脊椎外科糖尿病性末梢神経障害
(初期〜中期の合併症)高血糖による微小血管の血流低下と代謝異常で、末梢神経の感覚・運動線維が障害を受ける。足の裏に紙が貼り付いたような違和感、ジンジン・ピリピリする痺れ、喉の異常な渇き。糖尿病内科 / 内分泌代謝内科閉塞性動脈硬化症(ASO / PAD)動脈硬化により足の動脈が狭窄・閉塞し、筋肉へ十分な血液と酸素が届かなくなる。左右どちらかの足だけが極端に冷たい、足の甲の脈が弱い、一定距離を歩くとふくらはぎが激しく痛む。循環器内科 / 心臓血管外科下肢静脈瘤
(かしじょうみゃくりゅう)静脈の逆流防止弁が壊れ、血液が鬱滞(うったい)して老廃物が蓄積、筋肉の代謝が低下。ふくらはぎの血管がコブ状に浮き出る、夕方になると足が重だるい・むくむ、皮膚の変色やかゆみ。血管外科 / 心臓血管外科肝硬変・慢性腎不全
(肝疾患・腎疾患)アミノ酸代謝の乱れ(分岐鎖アミノ酸BCAAの低下)、タウリン不足、電解質排泄不全による異常。全身の倦怠感、黄疸(白目や皮膚が黄色い)、手のひらの赤み(手掌紅斑)、頑固な浮腫。消化器内科 / 肝臓内科 / 腎臓内科甲状腺機能低下症
(橋本病など)甲状腺ホルモンの分泌低下により全身の代謝が落ち、筋収縮・弛緩速度が遅延する。強い無気力感、寒がりになる、体重増加、まぶたや顔のむくみ、便秘、脈拍が遅くなる。内分泌内科 / 代謝内科

特に見逃されやすいのが糖尿病の初期症状としての足のつりです。糖尿病が進行すると、毛細血管の血流が悪化して末梢神経に栄養が行き届かなくなり、感覚障害とともに運動神経の過敏状態が生じます。健康診断で「血糖値がやや高め」「HbA1cが境界域」と指摘されていた人が夜間に足をつるようになった場合、神経障害がすでに始まっている可能性があります。

また、閉塞性動脈硬化症(末梢動脈疾患:PAD)は、放置すると足の組織が壊死し、最悪の場合は切断に至るリスクを孕む深刻な疾患です。「片側の足だけが冷たい」「一定の距離を歩くとふくらはぎが締め付けられるように痛み、立ち止まると数分で軽快する」という症状がある場合、足のつりは血管閉塞の切迫したシグナルです。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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