メールは貴社と御社どちらが正解?恥をかかない使い分けと敬称ルール
メールは貴社と御社どちらが正解?恥をかかない使い分けと敬称ルールとはどんな影響があるのか? 背景や要点を簡潔に解説します。
相手組織の呼び方と並んで混同されやすいのが、自社を指す「弊社(へいしゃ)」と「当社(とうしゃ)」の使い分けです。ネット上では「社外にはすべて弊社を使えば問題ない」といった大雑把な言説も見受けられますが、両者には明確な使い分けの力学が存在します。
弊社と当社の使い分けの核心は、「相手に対するへりくだり(謙譲)」の必要性があるか否かにあります。
- 弊社(謙譲語):取引先、顧客、応募先企業など、社外の相手に対して自社をへりくだって表現する場合に使用。「弊社の担当者よりご連絡いたします」といった社外メールで用いる。
- 当社(丁寧語):社内の会議や通達、株主総会、自社のプレスリリース、公式Webサイトの企業概要など、組織の立場を客観的かつ対等に表明する場合に使用。「当社は2026年度の事業計画を策定しました」といった公的文書で用いる。
また、就職活動や転職活動中の求職者が自分の立ち位置を述べる際、学生であれば「私(わたくし)」、転職希望者であれば「私」または現職の立場として「現職におきましては」と表現するのが通例です。自身のことを指して「弊社」や「当社」と呼ぶことは重大な誤りとなるため、主語のポジショニングには十分な配慮が求められます。