おみくじで大吉が出たらどうする?神職が教える正しい扱い方の真相

おみくじで大吉が出たらどうする?神職が教える正しい扱い方の真相に関する疑問や疑問点をわかりやすくまとめました。今すぐチェックことができます。

ネット上の掲示板やSNSでは、時折「大吉を引くと運気はそこがピークだから、あとは下がるだけで実は一番怖い」「大吉が出たら慎重にならないと凶を引き寄せる」という言説がまことしやかに囁かれます。しかし、この解釈には明確な論理の飛躍と誤認が含まれています。

東洋の陰陽五行思想や易経には確かに「物事は極まれば転じる(陽極まれば陰生ず)」という循環論が存在します。しかし、神社で授与されるおみくじの大吉は「不幸の予兆」などでは決してありません。神道において大吉とは、「現在の状態が極めて良好であり、神仏の守護に恵まれている証拠」です。問題となるのは、大吉の文字に慢心し、傲慢な態度を取ったり努力を怠ったりすることです。おみくじに記されている警告文も、「好調だからこそ油断して足元をすくわれないようにせよ」という愛ある諫め(いさめ)に過ぎません。

さらに、多くの人が疑問を抱くのが「授かった神社とは別の神社に返納してもよいのか」という点です。結論から言えば、「別の神社への返納も原則として失礼には当たらない」というのが実態です。日本の神道体系において八百万の神々は反目し合う存在ではなく、互いに調和しています。旅先や遠方の神社で引いたおみくじを、1年後に地元の氏神様や近隣の神社にある「古札納所」にお焚き上げとして納めても、神罰が下るようなことはありません。ただし、寺院で引いたおみくじを神社に納める(またはその逆)ことは宗派の違いから断られるケースがあるため、「神社のおみくじは神社へ、寺院のおみくじは寺院へ」という基本原則だけは遵守する必要があります。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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