シャトーブリアンとは?なぜ高い?ヒレとの違いや失敗しない焼き方を徹底解説
シャトーブリアンとは?なぜ高い?ヒレとの違いや失敗しない焼き方を徹底解説について知っておくべき ポイントを分かりやすい構成で解説いたします。
ステーキの二大巨頭として比較される「シャトーブリアン」と「サーロイン」ですが、その肉質と味わいのベクトルは対極に位置します。肉選びで失敗しないためには、双方の成分的特性を理解しておく必要があります。
サーロインは胸椎から腰椎に沿った背中側の筋肉であり、適度に運動負荷がかかる部位です。そのため筋肉の間に網の目状の美しい「サシ(脂肪交雑)」が入りやすく、融点の低い和牛の脂が口内で一気に溶け出し、濃厚な甘みと香気(和牛香)が鼻腔を突き抜けます。一方で、脂身の割合が高いため100gあたりのカロリーは約300〜400kcal(A5和牛の場合、さらに高数値)に達し、人によっては数口で胃もたれを覚えることがあります。
対するシャトーブリアンは、究極の赤身肉です。サシに依存せずとも筋繊維そのものが極めて柔らかいため、脂っぽさは皆無でありながら、パサつきが一切ありません。100gあたりのカロリーは約200〜230kcalとサーロインに比べて3割以上低く、脂質も半分以下に抑えられています。
味の特徴は「澄んだ肉の甘みと滋味深さ」に集約されます。赤身特有の鉄分臭さがなく、噛むごとに雑味のない純粋な肉汁が溢れ出します。「脂のパンチ力で満足感を得るのがサーロイン」だとすれば、「絹のような舌触りと肉本来の純度を味わうのがシャトーブリアン」と言えます。