ルイボスティーは腎臓に悪い?噂の真相とカリウム含有量の真実
ルイボスティーは腎臓に悪い?噂の真相とカリウム含有量の真実についての最新情報をお届けします。
健常者には安全であっても、「腎機能がすでに低下している人」や「人工透析を受けている患者」にとって話は別です。慢性腎臓病の重症度分類(CKDステージ)によって、飲料の選択基準は劇的に変化します。
日本腎臓学会の診療ガイドラインにおいても示されている通り、腎機能を示すeGFR値が低下したステージG3b〜G5(末期腎不全)の段階では、1日のカリウム摂取量が1,500mg以下、あるいは厳格に1,000mg以下へと制限されます。この段階にある患者にとって、たとえ100mlあたり7〜10mgという微量な数値であっても、1日1リットル飲めば70〜100mgのカリウムを無意識に摂取することになり、貴重な許容量を圧迫しかねません。
さらに深刻なのが、人工透析を受けているケースです。透析患者は排尿による水分排出が極端に制限されているため、カリウムだけでなく「総水分摂取量」そのものが命に関わります。「ルイボスティーは体に優しいから」と水代わりに何倍も飲んでしまうと、体液過剰による心不全や肺水腫、重篤な不整脈の引き金となり得ます。自己判断で「飲んでいい」と結論づけるのは極めて危険であり、必ず管理栄養士や主治医の指示を仰ぐのが鉄則です。