外出後に目が痛い…紫外線の罠?夜間に襲う激痛の正体と治し方
外出後に目が痛い…紫外線の罠?夜間に襲う激痛の正体と治し方の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。
急性症状である紫外線角膜炎は数日で治まることが多いものの、問題はそれだけにとどまりません。紫外線を長期にわたって無防備に浴び続ける生活を放置すると、水晶体や網膜に回復不能な構造的障害が蓄積していきます。
特に深刻なのが、紫外線による白内障リスクの上昇です。水晶体は紫外線を吸収して網膜を守るフィルターの役割を果たしていますが、長年の被曝によって水晶体内部のクリスタリンタンパク質が酸化・変性し、白濁していきます。WHO(世界保健機関)の報告書でも、世界で発生する白内障症例の約20%は紫外線被曝が一因または増悪要因であると推計されています。さらに、結膜が角膜に入り込む「翼状片」や、失明原因上位である「加齢黄斑変性」の発症リスクを高めることも疫学調査で証明されています。
では、強い紫外線を浴びて目が痛む場合、目の紫外線ダメージは何科を受診すべきか。結論として、迷わず眼科を選択してください。内科や皮膚科では角膜の微細な傷を検査する細隙灯顕微鏡(スリットランプ)設備がなく、適切な重症度判定が困難です。
【受診判断の目安】以下の症状がある場合は直ちに眼科へ
- 冷やす応急処置や市販目薬を用いても丸2日(48時間)以上痛みが引かない場合
- 視界全体が白く濁る、極端な視力低下や視野の歪みを感じる場合
- まぶたが開けられないほどの激しい目やに(黄色や緑色の分泌物)が出ている場合(細菌感染の疑い)
- 痛みが片目だけに極端に偏っており、外傷や異物混入の可能性がある場合