治らない肩の痛みは「肩甲下筋」が原因?解剖学から紐解く改善法

治らない肩の痛みは「肩甲下筋」が原因?解剖学から紐解く改善法についての真相をお届けします。

肩甲下筋に痛みの原因が生じる背景には、長時間のパソコン作業やスマートフォン操作に伴う「巻き肩・猫背姿勢」があります。肩が前内方に巻き込まれた姿勢が定着すると、肩甲下筋は常に縮んだ状態で緊張を強いられ、柔軟性を失っていきます。また、野球の投球動作や水泳、テニスのサーブなど、腕を強く内旋させるスポーツでのオーバーユースも炎症の引き金となります。

一方で、警戒しなければならないのが腱板断裂です。ローテーターカフの中でも肩甲下筋腱の単独断裂やすり減りは、転倒して手をついた衝撃や、重い荷物を急に持ち上げた際の負荷で発生することがあります。

セルフチェックの目安として用いられるのが「リフトオフテスト(Lift-off test)」や「ベリープレステスト(Belly-press test)」です。背中に手の甲を当てた状態から手を背中から離せるか、あるいは腹部を手掌で強く押した際に肘が後ろに引けずに前方を保てるかを確認します。痛烈な痛みで力を入れられない場合や腕が脱力してしまう場合は、単なる筋肉の張りではなく腱の損傷・断裂が疑われるため、早急に整形外科でMRI等の画像検査を受ける必要があります。

森 瞳

森 瞳

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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