アルツハイマーと認知症の違いは?原因や初期症状・進行を徹底比較

アルツハイマーと認知症の違いは?原因や初期症状・進行を徹底比較について専門的な視点から解説いたします。詳細な分析をチェックしてください。

「アルツハイマー病と認知症の違い」を一言で表現するならば、「状態(症候群)の名前」と「病気の名前」の違いです。医学的な位置づけを正しく把握すると、両者の境界線は極めて明快になります。

厚生労働省の公式資料や日本神経学会のガイドラインにおいて、認知症とは「一度獲得された知的能力が、後天的な脳の器質的障害によって持続的に低下し、日常生活や社会生活に支障をきたすようになった状態」と定義されています。つまり、認知症という特定の単一の病気が存在するわけではなく、発熱や頭痛と同じような「症候群(病態の集合体)」を指す言葉です。

一方のアルツハイマー病(アルツハイマー型認知症)は、その認知症を引き起こす具体的な「原因疾患」のひとつです。例えるならば、「果物(認知症)」というカテゴリーの中に、「みかん(アルツハイマー病)」「りんご(血管性認知症)」「ぶどう(レビー小体型認知症)」といった個別の品種が存在するイメージが適しています。「アルツハイマーか、それとも認知症か」と二者択一で悩むこと自体が、カテゴリーの階層を誤認した錯覚なのです。

日本国内における認知症高齢者の有病状況をみると、アルツハイマー型が全体の約65〜70%を占め、圧倒的な多数派を形成しています。そのため、一般のニュース報道や日常会話において「認知症=アルツハイマー」と略称のように同義で使われる場面が多く、この表現の重複が世間の混同を招く最大の要因となっています。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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