脳梗塞は治る?麻痺を残す人と劇的回復する「決定的な違い」の真相

脳梗塞は治る?麻痺を残す人と劇的回復する「決定的な違い」の真相に関する詳細情報を分かりやすくまとめました。専門的な情報をチェックしましょう。

脳梗塞の治療現場において、合言葉のように使われるのが「Time is Brain(時は脳なり)」という言葉です。脳細胞は血流が途絶えると、1分間に約190万個ものペースで急速に失われていきます。

現代の急性期治療法において中核を担うのが、発症後4.5時間以内に投与が必要な「t-PA血栓溶解療法」です。点滴によって薬剤を体内へ送り込み、詰まった血栓を溶かして劇的に血流を再開させます。さらに太い血管が詰まった場合には、カテーテルを用いて直接血栓を回収する「血管内治療(血栓回収療法)」が発症後最大24時間程度まで適応されるようになり、重篤な麻痺を回避できる可能性が飛躍的に高まりました。

これらの超急性期治療を受けるためには、脳梗塞の前兆や初期症状を見逃さない知識が不可欠です。国際的にも広く知られる「FAST(ファスト)」のチェックサインを頭に入れておく必要があります。

・Face(顔の麻痺):顔の片側が下がり、うまく笑顔が作れない。
・Arm(腕の麻痺):両腕を前に伸ばしたとき、片方の腕が自然と落ちてしまう。
・Speech(言葉の障害):ろれつが回らない、言葉が出てこない、他人の言葉が理解できない。
・Time(時刻の確認):これらの症状が1つでもあれば、迷わず発症時刻を確認して119番通報を行う。

「少し横になれば治るだろう」という様子見が、回復のチャンスを奪う最大の原因です。一過性脳虚血発作(TIA)と呼ばれる、数分から数十分で症状が消える前触れ発作の場合でも、数日以内に本格的な脳梗塞を発症するリスクが高いため、直ちに専門医を受診しなければなりません。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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