ロフストランド杖の正しい選び方と使い方|松葉杖との違いを徹底解説
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ロフストランド杖(別名:ロフストランドクラッチ、カナディアンクラッチとも呼ばれる形状の一種)の最大の特徴は、前腕を通す「カフ」と握るための「グリップ」という2系統の支持構造を備えている点にあります。一般的なT字杖は手のひらと手首の力だけで全体重を支えるため、握力が弱い方や関節炎を患っている方には過度な負担がかかります。一方、ロフストランド杖は前腕全体で荷重を受け止めるため、手首にかかる圧力を劇的に逃がす設計がなされています。
また、病院のリハビリ初期で多用される「松葉杖(脇当て付きクラッチ)」との決定的な違いは、機動性と身体へのリスク管理にあります。松葉杖は完全免荷(足を全く地面につけない状態)に適しているものの、脇の下の神経(腕神経叢)を圧迫して「腋窩神経麻痺」を引き起こす危険が常に付きまといます。これに対し、ロフストランド杖は脇を圧迫せず、日常生活の狭い通路や階段、公共交通機関での移動において圧倒的な取り回しの良さを発揮します。