生理と不正出血の違いとは?色や日数で見抜く危険サインと受診基準
生理と不正出血の違いとは?色や日数で見抜く危険サインと受診基準に関する疑問を丁寧にまとめました。専門的な情報をチェックしましょう。
下着やナプキンに付着した血の色は、出血が発生した場所と「出血してから体外に排出されるまでの時間」を雄弁に物語っています。不正出血の色と原因を正確に把握することで、体内で何が起きているのかの推測が可能です。
【茶褐色・黒褐色】の出血:酸化した古い血液の停滞
生理予定日の数日前や、生理が終わってから数日後に少量の茶褐色のおりものや血が出るケースです。血液は空気に触れたり体内に留まったりすると、ヘモグロビンが酸化して赤から茶褐色、さらには黒色へと変化します。子宮の収縮力が一時的に弱まり、前回の月経血が排出しきれずに残っていた場合や、黄体ホルモンの分泌不足によって内膜が徐々に崩れる「黄体機能不全」で頻繁に見られます。ただし、不正出血が少量続く理由として、子宮内膜ポリープや子宮体がんの初期病変から微量の出血が持続しているケースも存在するため、1週間以上継続する場合は警戒が必要です。
【鮮紅色(真っ赤な鮮血)】の出血:現在進行形の急性トラブル
酸化する間もなく急速に排出されているため、子宮頸部や腟、子宮内部で「今まさに血管が破綻している」状態を示唆します。性交直後に出血した場合は、子宮頸部ポリープや子宮頸管炎、あるいは子宮頸がんの初期病変が接触によって破綻した疑いがあります。また、下腹部の激痛を伴う鮮血の場合は、子宮外妊娠(異所性妊娠)の破裂や切迫流産など、緊急の医療処置を要する事態も想定しなければなりません。
【ピンク色・薄い赤色】の出血:頸管粘液やおりものとの混ざり合い
分泌液(おりもの)に微量の血液が混ざることで、淡いピンク色や水っぽい出血として視認されます。後述する「排卵期出血」や受精卵が着床した際の「着床出血」、あるいはクラミジア感染症などの腟炎による頸部のただれが典型的な原因です。