マーモットが叫ぶ声はおっさん?Snsで話題の真相と野生で鳴く本当の理由

マーモットが叫ぶ声はおっさん?Snsで話題の真相と野生で鳴く本当の理由について押さえておきたい ポイントを厳選して解説いたします。

画面いっぱいに広がる雄大な山岳風景の中、木製の柵や岩の上に佇む1匹のマーモット。カメラがぐっとズームした瞬間、目を見開き、喉の奥まで見えそうなほど大口を開けた個体から発せられるのは、どう聞いても疲弊した人間の成人男性が絶望して張り上げるような「ア゛ーーーッ!」という野太い絶叫です。このシュールすぎる動画は、X(旧Twitter)、TikTok、YouTube Shortsなどを経由し、日本国内だけでも累計数千万回以上の再生を記録しています。

この動画の元ネタとなったオリジナル映像は、カナダ・ブリティッシュコロンビア州のウィスラーにあるブラックスコーム山で、観光客によって撮影されたハイイロマーモット(Hoary Marmot)の姿でした。ハイイロマーモットは現地で「ホイッスラー(口笛を吹く者)」の異名を取るほど特徴的な高音を鳴らす動物ですが、この映像に目をつけた海外の動画制作者が、人間の男性が叫んでいる音声をリップシンク(口の動きに合わせて音声を同期させる技術)で合成。2015年頃にYouTubeへ投稿されたパロディコンテンツが爆発的に拡散したのが、一連のバイラル現象の発端です。

ネット上のコミュニティでは「フェイクだと分かっていても笑いが止まらない」「月曜日の朝の自分そのもの」と共感を呼ぶ一方で、動画を初めて目にしたユーザーの少なからぬ割合が「新種の鳴き声かと思った」「野生動物ってこんな声も出せるのか」と真に受けてしまう現象が2026年の現在に至るまで周期的に繰り返されています。映像内のマーモットがあまりにも必死な表情を浮かべ、腹筋を激しく波打たせているため、違和感なく脳が騙されてしまう視覚トリックが成立しているのです。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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